(2020.9.25に執筆しました)

会社を作って、実際に事業を開始するまでには、かなりの時間がかかります。

実際に起業をしようと思いたってから、事業計画を作り、会社設立にこぎつけるまでの時間はタイムレス、プライスレスとして、会社設立の登記が完了するまでに、ざっと2~3週間ぐらいかかります。

登記が完了して各種行政の申請手続が完了したら、まず、法人銀行口座を開設します。

これが、今の時代、今の時代だからこそ?、非常に時間がかかります。ざっと、1か月はかかります。

この時点で、すでに2か月が経過。

すでに開発なり、制作を始めているのであれば気もまぎれますが、貯金を切り崩していく生活が長引くと不安を感じます。

なので、出来る限り早く動き、必要であれば、サポートデスクに電話をかけてでも口座開設をプッシュする必要があります。

慣れている銀行か、対応早いとこがいいです

事業開始のために必要な銀行口座の作り方、口座開設の方法

本記事では、事業を始めるに当たり、法人口座開設の比較、選択、手続までを取り扱います。

法人銀行口座の開設

銀行の種類

大きく3種類、特別目的の銀行を含めれば他にも種類がありますが、まずは、会社の基本的な事業決済に使用する法人口座を開設します。

①メガバンク

事業内容(新設法人の場合、事業計画)、株主構成、ホームページ、契約書、賃貸借契約書等、様々聞かれる割には、動きがあまり早くない印象。小さい会社はあまり相手にしていないのかもしれません。

あと、IT系の会社はすぐ潰れるし、実態が分かりにくいので、審査は厳しくなるとも言われました。そらそうだ!

②地方銀行

地域に直結している地銀さんは比較的フットワークが軽いです。メガバンクの時と同じようなことを聞かれるかと思います。

小さい会社でも、地域に根差した会社経営(あくまで予定)、今後の事業進展による資金融資需要(あくまで予定)、主要入出金決済口座としての利用(あくまで予定)等を説明して、あとは担当のバンカーの方とちゃんとやり取りできていれば問題ないようです。

振込手数料が多少安く設定されていても、Webダイレクトの手数料が高かったりします。

利用にあたっては、とことん使う事業決済用の銀行口座と、融資などを機会に作る遊休口座で分けていけば良さそうです。

③ネット銀行(オンラインバンク)

最近は、ネット専業銀行も増えています。顧客との接点がWebしかないので、Web広告の枠の取り合いが激しいです。クレジットカードと同じような模様で、アフィリエイトも多い。

直接担当者とやり取りしない、直接オフィスを見に来ることがないので、実態を掴めているのかは分かりません。

提出物は、会社ホームページのURLか、既存の契約書、許認可証のいずれかがあれば良く、極めて形式的であり、障壁は低めな気がします。

ただ、開設まで時間はかなりかかります。その際は、鬼電しましょう。

法人銀行口座を作るコツ

つまるところ、銀行口座開設の肝は、以下の3点です。

・会社の実態把握ができるか?
・今後取引拡大が見込まれるか?
・不正な資金商流は起きなさそうか?

会社の実態、それすなわち経営者の人柄、能力、野心とでも言いましょうか。会社は数字ではなく、人を見ろと痛いぐらいに耳にしますが、要は実現していきたいことをいかにプレゼンできるか。

とはいえ、銀行口座開設は、口座を開設したい会社の意向だけではなく、口座開設を判断する銀行担当者が業務として行うものです。したがいまして、経営者を見るための判断材料となるモノをきっちり用意できているかが、スピードをもって口座を開設できる要件となります。

新設法人の新規口座開設の段階では、商品、サービスが世に生み出す途中の段階であることが当たり前です。

会社案内、パンフレット、商品リスト、そんなものはまだないもの。それを先に作るぐらいなら、開発なり、営業なり進めたほうが良いでしょう。

したがいまして、(嘘でも真でも)とりあえずホームページをWordPressの無料テーマ等を使って自分で作ってみる、支払の契約書を作る、オフィスを借りて公共料金の支払実績を作る、まじめに事業計画書を作成し熱意を込めてプレゼンする、などなど、できることから始めましょう。

最近だと、ホームページをまずはしれっと自作して、空っぽでも会社のがわを作り、それと業務委託契約書を合わせて口座開設の審査を早くクリアするようにしています。

業容が拡大してきたら、デザインとワイヤーフレームをきっちり作って、商品/サービスを前面に押し出しつつ、ホームページと会社のリブランディングを図るでいいかと思います。cssの知識を身に着けるのは後回しです。

取引拡大、資金使途については、何度か面談を重ねていけば、会社なり経営者を徐々に理解してきた担当の方が、上司の決裁を取るべくうまいこと事業ストーリーを作ってくれるはずです。

法人銀行口座を開設する順番

各銀行における立ち位置と営業方針の差により、以下のフローで考えていれば良いでしょう。

また、事業計画書を作るのは大変でもあり、ある程度の実績と数字ベース、あとはプレゼンで話をつけてしまえるように、必要性と会社のフェーズごとに、会社外部からの印象を良くする、必要な資金調達を行うパートナーとなる銀行を増やしていくことを考えています。

まずは、ネット銀行の新規口座開設を考えるのがよいでしょう。

余計なことに時間と手間をかけないことを第一に、そして事業ストーリーを考える

まとめ(法人銀行口座の作り方、開設方法)

経営の肝は、スピード、実利、そしてはったりです

銀行口座開設はできるだけ急ぐ

各種銀行ごとの違いと、会社のフェーズに違いはありますが、法人銀行口座の開設には、1か月超の時間がかかってしまうので、事前に想定してとにかく早く動きましょう。

その際には、会社の実態のみならず経営者の人となり、説得力の確からしさを担保するべき“モノ”が、フェーズごとにきっちり用意されているかが見られます。

新設法人に必要なものは、実質的な会社の成長性ではなく、それが誠のものであるか、でもありません。

形式的にでも必要な“モノ”があるか、事業開始のために所要のスピードで進めることができるか、です。会社名義の銀行口座ができてようやく事業が開始できます。

そうは言っても早くできる口座が良い

すでに取引、支払が始まっていて会社の実態の説明がしっかりできるのであれば、地域の地銀口座、形式面で必要なものが整っていて時間を取れるのであれば、ネット銀行のオンライン口座かな。できれば楽をしたいもの。

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コメント

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